
「ん」の歌い方に気をつけよう
「ん」が言葉の頭につくことは、あまりありませんが、「お父さん、お母さん」「みかん、りんご」「こんにちは、こんばんは」といろいろな所に登場します。
ということは、歌詞にもよく出てくるということになります。
実は、この「ん」の発音が、歌う時には、意外に難しいのです。
話す時の「ん」は唇を閉じて、「ん」と発音しますよね。
歌う時も、短い音なら同じように発音すれば良いのですが、長い音になると音がこもって聞こえたり、息が苦しくなってしまいます。
ですから、長い音の「ん」は、少し唇を開けて、鼻に響かせると綺麗に聞こえます。
ハミングで、歌ってみましょう。
1、唇を閉じて
2、唇を開けて
無理に唇を開ける必要はありませんが、軽く唇を開けることで、喉に余分な力が入ることを防ぎ、楽に声が出せます。