歌詞を読んで歌の◯◯をイメージ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

基礎編 第7回 べっぴんヴォイス

課題曲 『みかんの花咲く丘』
作詞 加藤 省吾/作曲 海沼 実

課題曲のみかんの花咲く丘は手遊びの歌としてよく歌われていました。
ですので小さい頃にこの歌で遊んだ方も多いと思います。

ブレスの練習

耳なじみのある歌ですので、1番の歌詞はよくご存知だと思います。
この歌は、3番までありますのでしっかり最後まで歌ってみましょう。

『みかんの花咲く丘』は少し早めにブレスをしなければいけないところがあります。
その練習としてカウントに合わせて息を吸う、ブレスをする練習をしましょう

まず、出しやすい音でいいので「あー」と8カウントのばしてみましょう。

8カウント伸ばせましたか?

次は、8カウントの音を2回出します。
12345678と伸ばしたら次に息を吸います。
そして次の1の時には「あー」と音を出します。

早く息を吸う、ブレスをするのは難しいかもしれませんが、練習することで早く深く息が吸えるようになります。

諦めずに何度も練習してみましょう。

この歌もポンと高い音に飛ぶところがあります。
そういうところは前回のレッスンで言ったように
前に体重をかけてお腹に力を入れるとよりしっかりと出音高い音を出すことができます。

さあ、準備が整ったら歌っていきましょう。

歌詞を読んでイメージしよう

まず、歌詞を読んでみましょう。
耳なじみがある歌なので、歌詞の意味は取りやすいと思います。

1番はみかんの花が咲いている丘に登っている情景、思い出の道を歩いているそんな様子を思い浮かべましょう。
その場所から海の方を眺めていると船が浮いている、目の前にそんな景色が広がっていますか?

2番はその船に注目した歌詞になっています。
黒い煙を吐きながら船が航行していく、その船の行く先はどこなんだろう。
島の影に隠れた船から汽笛の音がぼーっと聞こえてきた。
見ている情景が歌詞になっていますね。

歌詞に出てくる汽笛の「ぼーっ」という音ですが、歌うときにも船の汽笛をしっかりイメージしましょう。
船の汽笛を聞いたことがありますか。
汽笛はあまり強い音ではなくふわっと柔らかい音で聞こえてくると思います。
ですのでそのイメージを大切に歌うとより情景が伝わりやすくなります。

3番はお母さんと一緒登った思い出の丘に立ち、
その時と同じように目の前に広がる景色を眺めている様子です。
でも今日は優しいお母さんが一緒にいないのです。
お母さんは遠くにいらっしゃるのかもしれないし、あるいは、もうご存命では無いのかもしれない。

いずれにしても、以前はお母さんと一緒に来た丘に、今日は一人で佇み景色を眺めて優しいお母さんを思い出しているのです。

それは、どんな気持ちなのか、想像してみてください。
満面の笑み、というわけにはいかないと思います。

その気持ちに合った表情をつけて歌えるといいですね。

3番の歌い出しの「いつか来た丘  母さんと」の所は、「母さん」ところを歌い直すイメージを持つと良いと思います。

本来なら「母さんといつか来た丘」となる文章だと思いますが、メロディに合わせて、「いつか来た丘」が先に来ています。

ですので、「母さん」を歌い直すイメージで歌うと、言葉がより引き立つと思います。

それでは歌詞のイメージをしっかり持って歌ってみましょう。

お腹に力を入れること、ブレスの位置を考えること、しっかり息を吸うことなど、注意点を考えながら歌ってみましょう。

楽しく歌おう

そして最後はいつものように全て忘れて楽しく歌ってみましょう。

次回の課題曲は早春賦です。

この歌は、少し古い言葉を使って書かれていますので、意味が取りにくい所があると思いますが、春の待つ気持ちを歌ったとてもきれいな曲です。

1番は、暦の上では春になったのに風がとても寒く感じられる。

春に鳴くウグイスも、「春になったのだから鳴いても良いかな?でも、まだ風が冷たいから鳴く時期ではないのかな?」と鳴くことを躊躇しているという意味になります。

2番は、「氷溶け去り葦は角ぐむ」という歌詞で始まります。
葦という植物をご存知ですか。
葦は、水辺に生える植物です。

水場の氷が溶けて、「葦が角ぐむ」角ぐむという表現が、わかりにくいですね。
春になって、草木の芽が角のように出てくることを「角ぐむ」と言います。
とくに、葦、ススキ、真菰などによく使われる表現です。

なかなか聞かない表現ですが、とてもきれいな表現だと思います。

ですので、2番は、葦が芽吹いて、春が来たのだと思ったにもかかわらず、昨日も今日も雪が降りそうな寒空だと言うようなことを歌っています。

3番は、春になったと聞かなければ知らずにすんだのに、春になったと聞いてしまったから、心が沸き立ち、春を感じたい気持ちが強くなってしまう。

この沸き立った気持ちをどうしたらいいのだろうこんなに春を待っているのにといった意味になります。
全体を通して春が待ち遠しい気持ちを表しています。

そしてこの曲は、音域が広くなっていますので、しっかりお腹で支えることも忘れないように練習していきたいと思います。

では、今日のレッスンはこれで終わります。

お疲れ様でした。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

Translate »